たくちゃん流、超効率的な遺品整理法

どもです。久しぶりの更新となってしまいました(^^)。

今日は「超効率的な遺品整理法」っていうテーマでお話ししてみたいと思います。
いやー、僕の父親も2年前に亡くなりましたし、友人との話でもこの手の話題が上がることが頻繁になってきました。我々ももうそろそろいいお年頃ですね(笑)。

ところでこの遺品整理って、世間的にはかなり厄介な作業のようです。

僕なんかは不動産投資を生業(なりわい)にしているので、特に気になるのは亡くなった方が住んでいた不動産を相続した場合のことですね。最近は負動産なんて造語ができるくらいに「相続不動産」が嫌われ者になる可能性を秘めているようです。いやー僕が一生懸命に増やした不動産を負動産呼ばわりされた日にゃ死んでも死にきれないですよね(笑)

ではなぜ不動産を含む遺品整理がそんなにも厄介な作業となってしまうのでしょうか?

遺品整理が厄介な理由

遺品整理がなかなか進まない原因はいくつかあると思うのですが、箇条書きで書き表すと下記のような感じでしょうか?

  1. 一度に大量の物品を受け継ぐから整理が大変
  2. 死去にあたって手続きが煩雑
  3. 愛する人が亡くなって気持ちが落ち込んでしまう

特に一番上に書いた「一度に大量の物品を受け継ぐから整理が大変」という部分が一番のネックになるんでしょうね。

なんせ、身内とはいえ故人が所有していたものは自分にとっては他人のもの。それが必要なモノや不要なモノ、また価値あるモノから価値のないモノまで一気に所有権が自分に移ってしまうわけです。しかも、それらは全部、思い出という衣を纏っていますから何をどうしていいのか、混乱してしまうのはしゃーないですよね。

こういう大量の物品(情報)にあふれて処理しきれないときに有効な方法が一つあります。それはマトリックスを用いて分類し、その分類ごとに機械的に処理していく方法です。

遺品整理マトリックスで区分けする

業務分析の手法の1つにマトリックス法というのがあります。今回はそれを遺品整理に応用したいと思います。マトリックス法では縦軸と横軸にそれぞれの項目を入れて、それらを組み合わせ合計4つの項目に分類していきます。では縦軸と横軸にはどのような項目を入れればいいのでしょう?僕が思うに遺品整理に必要な尺度は、「資産価値」と「思い入れの強さ」ではないかと思います。この2つのワードを組み合わせて作った「たくちゃん流遺品整理マトリックス」がこちら↓

この4つ尺度で遺品を機械的に分類していくのです。A~Cのそれぞれの分類を言葉にすると下記のような感じになります。

  • A:資産価値が高くて思い入れも強いモノ
  • B:資産価値が高いけど思い入れは弱いモノ
  • C:思い入れは強いけど資産価値は低いモノ
  • D:思い入れが弱くて資産価値も低いしモノ

ではそれぞれの分類について特徴と対処方法を見ていきましょう(^^)。

分類Aの場合

この分類に当てはまるものは、「資産価値が高くて思い入れも強いモノ」です。

具体的には実家そのもの(不動産)とか、自動車、指輪、なんかが当てはまるのではないでしょうか?上述した「負動産」なんかもここに当てはまると思います。

ここに分類されるものの特徴としては、資産価値が高いわけですから何とか換金したいところです。しかしながら思い入れも強いので所有権は維持したい(捨てたり売ったりしたくない)ですよね。ということは、取るべき道は2つしかありません。それは「自分で使う」か「賃貸に出す」です。

我々は貨幣経済の中で生きていますから、基本的に世の中のあらゆるものは換金できます。つまりは売るか貸すかができるのです。ただモノによっては売りやすいもの売りにくいもの、貸しやすいもの貸しにくいもの、というがありますので、一概には言えないのですが、たとえば、そこそこいい立地にある不動産であれば賃貸に出して家賃を得ることは基本的に可能です。指輪なんかは誰かに貸して賃料を得るのは難しいと思いますが、自分で使うことはしやすいのではないでしょうか?

間違っても塩漬けにしてはいけません。

たとえば、実家ですが、きちんと整備すれば月額15万円で貸せるとしましょう。そこに大量の遺品が放置されていた場合、貸せなくなります。でも、その場合はお金は生まないけど損はしていないんじゃないの?って思われる方が多いと思います。しかしそれって実は、僕から言わせると本来毎月15万円を得られる機会を逃しているってことにほかなりません。

分類Bの場合

こちらの分類は「資産価値が高いけど思い入れは弱いモノ」です。

ここに分類されたものはさっさと売却しちゃいましょう(^^)。思い入れの弱いもの(つまりはどうでもいいもの)は、所有しているだけでストレスになります。また、物品が大きければ管理料もかかります。自動車なんかも駐車場代がかかりますよね。

分類Cの場合

この分類は「思い入れは強いけど資産価値は低いモノ」ですね。

代表的なものに「思い出の写真」「子供のころの服」などがあげられると思います。
卒業証書とかもそうですかね。大量に受け継いでしまった遺品のほとんどはこの分類に当てはまるのではないでしょうか?

この大量の「思い入れは強いけど資産価値は低いモノ」が遺品として実家にあり、片付けるのも面倒で実家(不動産)ごと放置状態になってしまう。こういうの聞いたことないですか?よくあるパターンですね。大量の残置物があるとせっかく賃貸に出して家賃を稼げる不動産が、いわゆる負動産になってしまうのです。

ではどうすればいいのか?

解決策は有料の倉庫を借りていったん全部を預けてしまいましょう
こうすることで、とりあえず実家にある大量の残置物を除去できますから、賃貸に出せる状態に持っていけるのです。僕ならまずは実家を貸すことで賃料を得ながら、倉庫に移動させた遺品をゆっくり整理します(^^)。

こういう話をすると、有料の倉庫を借りるのがもったいない。実家においておけば少なくともお金はかからない。って考える人が多いのですが、それは間違いです。倉庫と住宅どちらが価値が高いと思いますか?それは圧倒的に住宅の方が価値が高いのです。価値の高い住宅に、資産価値の低い遺品を眠らせることはものすっごく不経済なんです。

なので、「資産価値の低い遺品」を(資産価値の低い)倉庫へ移動させるのは非常に理にかなった考え方だと思います。

反対に、月々数千~数万円を払ってまで保管する価値がないと思ったなら、それこそ、捨ててしまっても構わないものなんです。

分類Dの場合

この分類は「思い入れが弱くて資産価値も低いしモノ」ですね。

もうお分かりですね。さっさと捨ててしまいましょう笑。

まとめ

たくちゃん流の遺品整理術いかがでしたでしょうか?
まとめますと、、

A:資産価値が高くて思い入れも強いモノ
→自分で使うか賃貸に出しましょう

B:資産価値が高いけど思い入れは弱いモノ
→売りましょう

C:思い入れは強いけど資産価値は低いモノ
→有料の倉庫に預けましょう。有料倉庫に預けたくない場合はDへ

D:思い入れが弱くて資産価値も低いしモノ
捨てましょう

となります。
記事の中でもたびたび触れていますが、大量の遺品を処理しきれずに実家に放置してしまうってことがよく起こります。しかしこれは非常にもったいない考え方なんだということをお伝えしたくて書きました。参考になれば幸いです(^^)。

 

★ぜひ拡散してください(^^)。