少し前に一度ご紹介したことがあるんですが、僕がフィリピンにいるときに滞在している「アクアプライベートレジデンス」というコンドミニアムにやっと、、もうやーーーっとプールとフィットネスエリアができたので、今日はその辺のレポートをしてみたいと思います(^^)。
今回は動画でのレポートとなります。
ユーチューバー風に編集してみましたのでご覧ください。
ちなみに完成予定図はこちら



全部完成するとかなり素晴らしくなる予定なんですが、いかんせんすべてがフィリピンタイムでなかなか工事が進みません。これにはふたつ理由が考えられまして、ひとつは数年来続く好景気で大工さんがなかなか集まらないこと。特にフィリピンはアメリカと同じ成果主義の国です。文化的に終身雇用ではないので、少しでも好待遇のところがあると簡単に会社を辞め転職しちゃうそうです。そしてもう一つは、フィリピンで売られるコンドミニアムの特性的な部分が原因です。
フィリピンでプレセールで売られるコンドミニアムは大体完成までに販売金額の20%の支払いし、完成後の引き渡し時にのこり80%を支払うというようなことが多いです。仮に2000万円の物件を購入する場合は頭金として400万円しはらい、のこりの1600万円はできあがってからというわけですね。これ一見投資家からすると完成しないリスクとしては2割だけ背負えばいいので、かなり有利な買い物をした気になります(僕もそうでした笑)。
しかし、デベロッパーからすると、一生懸命作っても引き渡しするまではたったの2割しか回収できないのです。そうすると、デベロッパー目線に立つと、とにかく居室エリアを完成させて引き渡しすることで残りの8割を回収できるわけですから、全体の完成は後回しでとにかく住めるようになった部屋から順にジャンジャン引き渡しを始めてしまいます。
これはもう徹底していて、たとえば40階建てのコンドの15階の部屋を買っていたとしましょう。この場合、16階より上がまだ工事中だとしてもその下の階の居室部分が完成さえしていればガンガン引き渡しを行い残金の回収に動いていきます(^^;)。
もうお分かりですね。プールとかフィットネスエリアとか、そんな共有部を一生懸命作ってもお金を産まないから後回しにされるんです(笑)。全体の工事が終わるまでは埃っぽいし騒音はひどいし、工事車両がガンガン出入りするので危ないし、工事作業員はウロウロしているし、と住空間として全然快適じゃないんですが、それでもお構いなしに引き渡しを始めてしまう。まあ、これが良くも悪くもフィリピンです。
フィリピン投資を考えてらっしゃる方は、こういう負の部分も含めておおらかな気持ちで取り組む必要があります。先進国の感覚は通用しませんので、覚悟しておいてくださいね(^^)。
まとめ
2011年初旬に更地の状態からスタートしたこのプロジェクト。7年半が経過してやっとプールの完成までこぎつけました。あとはホテルの完成と、川沿い遊歩道の整備、それと敷地内に複数のお店が並ぶ商業エリアもできるはずですので、楽しみですねー。