ご存知、村上ファンドの主催者、村上世彰さんが書いた本です。前から気になっていたのですが、やっと読むことができました(^^)。
僕世代の人から見ると、彼のイメージは「強欲の代名詞」って感じでしょうか。
感想
読んでみて、その「強欲の代名詞」的なイメージはかなり変わりました。これは本心で書いたのか?それとも自分の名誉を守るためにきれいごとを並べたのか?どっちなんでしょうねぇ。
本書には「コーポレートガバナンス」という言葉がたくさん出てきます。僕はサラリーマン時代はSEでしたからある程度意味は知っていました。日本語では企業統治と訳されることが多いですね。僕の中でこのコーポレートガバナンスのイメージは企業が持っている「社会理念」とか「不正をしない」とかそういったイメージしかなったのですが、村上さんは別の観点で論じています。
コーポレートガバナンスとは、企業が余計なしがらみを断ち切って、効率的に運営され、適切に企業価値を上げていくことだと。
んで、企業が真にコーポレートガバナンスを追求すれば、株主がもっと儲かるはずだと。ほんでそれが達成されるともっと世界中から日本に対して投資が呼び込まれ、もっと日本が発展するんやで!と。
いやー、この「コーポレートガバナンス」っていう言葉のイメージもずいぶん変わりました。
前述のように、キレイごとを並べただけかもしれませんが、
あんまりこの分野に明るくない方はぜひ読んでみることをお勧めします(^^)/。